土地や住宅などの不動産売却は、物件の引き渡しとともにすべてのステップが完了したと感じてしまうことがあるかと思います。
ただ実際は、すべての取り引きが終わったあとの確定申告までが不動産売却の一連の流れなのです。
今回は、確定申告がはじめての方でもわかりやすいように、確定申告に関するものを詳しく見ていきましょう。
不動産売却後にする確定申告とは?
不動産売却における最後のステップとなるのが、毎年年度末におこなわれる確定申告です。
今までに個人で確定申告をした経験のない方には、難しく聞こえる言葉かもしれませんが、確定申告は、不動産売却によって売却益が出たときと損失が出て控除を受けるときに必要になるステップとなります。
譲渡所得税の納税のために確定申告が必要だと覚えておきましょう。
また、自宅を売却した場合などは、最大3,000万円が控除される「マイホームを売ったときの特例」を活用することもできます。
不動産売却後に確定申告が必要なケースに該当するのにもかかわらず申告を怠った場合などは、無申告加算税や延滞税などの納税、所得税の余分な支払いが発生することになるため注意しましょう。
不動産売却後の確定申告で必要な書類とは?
不動産売却後の確定申告では、インターネットでダウンロードが可能なその年の確定申告書、不動産売却後に税務署から送付される譲渡所得の内訳書、売買契約書のコピー、不動産会社への仲介手数料の領収書のコピーなど、売却した不動産に関するさまざまな書類が必要になります。
必要書類のなかには、原本の提出が必要なものやコピーの提出で良いもの、法務局で入手する証明書などもあるため、確定申告がはじめての方はひとつひとつの書類をしっかり確認するとともに、書類の入手の仕方についてもきちんとチェックしていきましょう。
不動産売却後の確定申告の期間や場所を確認!
確定申告をする期間や場所は、所得の種類や金額などで変わることがありません。
お住まいの管轄の地域の税務署の窓口へ、毎年2月〜3月の確定申告期間中に提出をするのがもっとも一般的な方法となります。
また、スマートフォンやPCなどを使って、確定申告をおこなうことも可能です。
事前に電子証明書の取得が必要になったり、e-taxアプリやソフトなどのダウンロードが必要になったりと、紙ベースの申告とはまた別の準備が必要になるため、スケジュールに余裕を持って進めるようにしましょう。
まとめ
不動産売却とは、土地や住宅などの査定や相場の下調べなどから始まりました。
いざ買主に不動産の引き渡しが終わると、安心したという方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、確定申告は不動産売却の締めくくりとなるものです。
今回ご紹介した情報を参考に、早めに準備することが大切でしょう。
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