畳は、長年使っていると表面が焼けたり、傷が付いたりと劣化します。
賃貸物件の場合、修繕したいと思っても大家さんや管理会社に伝えずにおこなって良いものか判断に迷う場合もあるでしょう。
そこで今回は、賃貸物件に備え付けられた畳を傷めないように使う方法や修繕方法、費用負担は誰がすべきものなのかご紹介します。
畳のある部屋に住みたい、すでに暮らしている賃貸物件に畳があるという方はぜひ参考にしてください。
畳の修繕・交換方法3選!傷ませないためにできる工夫とは?
畳は、芯となる土台、イ草が連なる畳表(たたみおもて)、角を補強する縫い目のような畳縁(たたみべり)の3つから成り立っています。
構造上、畳には修繕方法として、大きく3つの手法が挙げられます。
表替え
畳の表面のみを新しいものに張り替える修繕方法です。
傷や汚れがある場合、この方法が用いられます。
裏返し
裏返しとは、畳表をひっくり返し、裏側になっていたまだ綺麗な面を表側にして張り直す修繕方法です。
通常、購入から3年~4年ほどであれば、この方法で十分と言われています。
畳替え
畳の土台まで傷みがある場合は、畳全体を新しいものと交換する、畳替えと呼ばれる方法がとられます。
畳を傷ませたくないならマットを敷こう
畳にできるだけ傷を付けたくないなら、畳表への傷が軽減できるジョイントマットやコルクマットを敷きましょう。
マットを敷く際は湿気に注意し、定期的にマットを取り外して換気したり、畳の状態をチェックしたりしてください。
賃貸物件の畳を交換する際の費用は誰が負担する?
畳の交換費用を誰が負担するかについては、修繕が必要となった原因によって異なります。
国土交通省のガイドラインによると、次の入居者を確保するための畳の修繕は貸主が負担すべきとされています。
つまり、退去時の原状回復は貸主である管理会社や大家に、畳の修繕・交換義務があるということです。
逆に、入居中の借主による毀損があった場合は、修繕や交換の費用は借主が負担しなければなりません。
畳の上に何かをこぼしてシミがついた、引っ越しの作業などで傷を付けてしまった場合は、すべて借主が費用を負担して修繕をおこないます。
賃貸物件における畳の修繕・交換費用の相場はどのくらい?
畳の修繕費用は、表替えで1畳4,000円~9,000円、裏返しで1畳あたり4,000円~6,000円、交換する場合は1畳あたり15,000円程度です。
たとえば6畳の和室にある畳をすべて交換するとなると、費用はトータルで運搬費用などをくわえて9万円程度になると考えて良いでしょう。
もちろん、畳の修繕や交換は1枚からできます。
予算や畳の状態に応じて、適切な方法を選びましょう。
まとめ
賃貸物件における畳の修繕方法や交換費用、費用負担者についてご紹介しました。
畳は原則、貸主負担で交換や修繕をおこないますが、借主の不注意による傷や汚れが付いた場合はその限りではありません。
また、入居時の契約内容によっても異なる場合がありますので、どのようなケースで費用負担が必要になるのかきちんと調べておきましょう。
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